先日、私の所有している物件で空室が発生したため、部屋内部の確認をおこなってきました。
すると、窓ガラスにヒビが入っています。
よく見ると普通のガラスではなく、網入りガラスになっています。
何で網入りガラスなんだろうと思って色々調べてみました。
なぜ網入り(ワイヤー)ガラスなのか?
網入りガラスとはガラスの中に網が入っているガラスです。
参考:網入り板ガラスの特徴
網が入っている目的としては、火災による熱でガラスが破裂した場合、階下に落ちるのを防ぐためだそうです。
網が入っていてもガラスは割れてしまいますが、中に入っている網でガラスの飛散を防ぎます。
しかしながら防火ガラスとしての効果はありません。
また防犯対策にもなりません。逆に普通のガラスよりガラスが落ちない分、簡単に侵入されてしまう可能性もあります。
ガラス屋に確認したところ、消防法で規制されているため網入りガラスになっているのだろう
ということでした。
網入りガラスのデメリット
サビ割れ
中のワイヤーに水分が侵入するとサビが発生します。サビの膨張に伴ってガラスが内部から割れてしまうことがあります。
熱割れ
日光を長時間ガラスに当てるとわずかながら膨張します。網入りガラスの場合は内部に網を封入しており、通常のガラスより強度が低いため熱割れしやすい傾向があります。
防犯面
空き巣はクレセント部分のガラスを割って侵入しますが、網入りガラスは飛散しにくいため割った時の音が出ずに侵入されやすいという傾向があります。
交換費用が高い
網入りガラスは通常のガラスに比べると交換費用が高くなります。
ちなみに私がお願いした物件では、通常のガラスで4万2千円のところ、網入りガラスにすると8万円の費用となってしまいました。
まとめ
ガラスを編み入りにすると費用が高くなります。
対象の地域が防火地域か準防火地域かを確認し、対象外であれば通常のガラスとすることで費用を安く抑えることができるので、交換時には一度見直しをしてみましょう。
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