玄関ドアの閉まる音が大きくなって困っていませんか?
建物の築年数が経過してくると色々なところが傷んできます。
玄関ドアの閉まる音も徐々に大きくなるため自分では気づかないこともあります。
今一度玄関の音に耳を澄ませてみると???
ドアクローザーの仕組み
玄関ドアは開けても自動的に閉まりますが、それはドアクローザーの働きによるものです。
ドアクローザーはドアの上部に取り付けられており、バネの反発力で扉を閉めます。
しかしバネの反発力だけだと閉まるスピードが速すぎて静かに閉まりません。
そこでドアクローザー内部にはバネがゆっくり戻るよう、オイルが封入されています。
そうすることで閉まるスピードを遅くして音を軽減させるねらいがあります。
ドアクローザーの構造図
引用:ドアクローザー構造図
閉めるスピードは調整できる
昔のドアクローザーはドアの閉まるスピードを区間毎に調整することはできませんでした。
しかし最近のものは3段階で調整することができるようになっています。
引用:MIWAロック
ドアはできるだけ早く閉まって欲しいが、ドア枠との衝撃は減らしたい。
そのような要望を実現するため、
- 第1速度区間はできるだけ早く
- 第2速度区間、第3速度区間はできるだけゆっくり
このような動作に調整することで、ドアが閉まる時の衝撃音を減らすことができます。
どれくらい使えるの?
ドアクローザーの耐用年数は10年から15年と言われています。
しかしながら油が漏れていたり、調整しても速度が変わらなくなっている場合は交換時期でしょう。
15年以上使用している場合は故障する前に交換してしまった方が良いと思います。
ドアクローザーのストップ機能とは?
ドアクローザーには大きく分けて「ストップ有り」と「ストップなし」が有ります。
「ストップ有り」はドアを開いた状態で止めておく機能がついているものです。
「ストップなし」はその機能がありません。
一戸建ての場合には「ストップ有り」のものがついていると思います。
集合住宅の場合は消防法でストップ機能付きのドアクローザーを設置することが禁止されているため「ストップなし」がついていると思います。
リョービの万能ドアクローザーが適用できるか?
同じ型番のドアクローザーがあれば取り替えも簡単なのですが、古いドアクローザーは生産中止となっているものもあります。
そういう場合にはリョービの万能ドアクローザーが適用できるかもしれません。
一度確認してみてはいかがでしょうか?
このドアクローザーが適用できる条件としては以下の3つです。
- ドアを押し開く側に設置するタイプか?
- ドアが適用範囲内か?
- ブラケットの形とネジ穴の位置
ドアを押し開く側に設置するタイプか?
玄関ドアは外に押し開くタイプ(パラレル型)が一般的ですが、稀に内側に引くタイプ(スタンダード型)があります。
ドアが適用範囲内か?
ドアクローザーはコイルの力でドアを閉じるので、ドアの大きさにも一定の制限があります。
しかしよほど大きなドアではない限り大丈夫でしょう。
ブラケットの形とネジ穴の位置
ブラケットと本体を設置するネジ穴が一定の範囲におさまっている必要があります。
ブラケットの形によっては、別売りのL型プレートが必要となる場合があります。
本体を設置するネジ穴は、ブラケットの形によって若干異なります。
- ネジ穴のサイズが範囲内におさまっていない場合は取り替えすることができません
- ブラケット取り付け位置がドアクローザー本体に収まっていない場合は正常に機能しません
2については既存のネジ穴では対応できなかったため、玄関ドアに新しいネジ穴を開けました。
多少コツは必要でしたが、金属ドアであれば「タップ」でネジ穴を新しく作れます。
E-Value タップダイスセット EV-20TD20PCS
自分で簡単に交換できます
ドアクローザーはプラスネジで固定されているだけなので簡単に取り外しが可能です。
ネジ穴の間隔さえ同じであれば自分でも交換することは可能です。
同一商品であれば簡単に交換できるので、ぜひ自分で交換してみましょう。
興味がある方はドアクローザーとエアタイトゴムの交換は効果があるのか?も合わせて読んでみてはいかがでしょうか?
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