住宅ローンがまだまだ残っている方が実践すると600万円お得になることがあります。私も実践してお得になった方法についてお話ししていきます。
住宅ローン金利の低下
ここ数年の住宅ローン金利低下には目をみはるものがあります。
2000年初頭には3%台であったものが2017年現在では1%を下回るまでになっています。
私も2003年に住宅ローンを3%で借りました。
その金融機関でも現在の新規貸出は1%を切ってきているため、金利交渉をおこないました。
銀行との交渉ってなんだか難しい気がしますが、
住宅ローンの金利交渉におけるメリット、デメリット含めてお伝えしていきます。
金利交渉の内容は?
キッカケは収益物件の購入でローン残高証明書が必要になったことでした。
住宅ローンを借りている銀行にローン残高証明書を依頼した時、
「借り換えにご使用ですか?」
と真っ先に聞かれました。
「いえ、違います」
と否定しましたが、
「住宅ローン金利について後日ご提案いたします」
と逆提案を受けてしまいました。
後日、金利が0.85%になるという連絡がありました。
事務手数料として1万円ポッキリで総支払額が600万円!も下がってしまいました。
そうなんです。
簡単な交渉で住宅ローン金利はガッツリ下がるんです!
電話一本の労力しかかからないんです!
これまで交渉していなかった自分はアホだと認識しました。
貸している側の銀行としても、他の銀行に借り換えられるのであれば、
金利を安くしても引き留めておく方がメリットありますからね。
デメリットはないの?
今回は金利交渉だけで住宅ローン支払総額が下がりましたが、
銀行が金利交渉に応じてくれない場合は他の銀行へ借り換えを検討する必要があります。
そこで、借り換えでデメリットが発生する場合がないか検証してみました。
条件としては
- フラット35の場合は金利の引き下げに応じてくれない(半官半民のため)
- フラット35からフラット35への借り換えは可能
- 借り換えの諸経費はおよそ「事務手数料」「印紙代、司法書士報酬」が占める
事務手数料は借り換え金額の2%程度が相場
印紙代、司法書士報酬はどこも変わらず15万円程度
となります。
2005年に三千万円借り入れていた場合
金利は3.5%程度のため、住宅ローン残債は約2,300万円
残り期間22年で1.5%の金利で借り換えた場合、約600万円のメリットがある
変動金利0.6%の金利で借り換えた場合、約820万円のメリットがある
2010年に三千万円借り入れていた場合
金利2.8%程度のため、住宅ローン残債は約2,500万円
残り27年で1.5%の金利で借り換えた場合も約600万円のメリットがある
変動金利0.6%の金利で借り換えた場合約930万円のメリットがある
結果として
住宅ローン残債が2,500万円あった場合の事務手数料は50万円ほどになりますが、
それを差し引いたとしてもかなりのメリットがあります。
フラット35からフラット35へ借り換える場合はリスクなしで約600万円のメリットが享受できます。
デメリットは全く見当たりませんね。
銀行も商売ですからわざわざ金利を下げる提案はしてくれません。
こちらが借り換えてでも金利を安くするという行動を見せてこそ交渉のテーブルに載せることができます。
行動あるのみですね!
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