夫婦や家族と一緒に引っ越す場合、一番家に長く居る奥さんの意見が強い傾向があります。その際、奥さんが新しい住居を決める大きなポイントとして「水回り」があります。
特にキッチンについては毎日の料理をする場所でもあるため、楽しい気分で毎日調理できるということや、効率的に動けるかなど、いくつかのポイントがあります。
最近建てられたファミリー向けのアパートやマンションではほとんどがシステムキッチンが備え付けられています。
一昔前はガスコンロや調理台が分離されていて、テーブルトップが連続していませんでしたが、システムキッチンは全てが統合されていて、見た目的にもスッキリしています。
本記事ではシステムキッチンの特徴より、どのように選んでいけばよいのかを考えていきましょう。
システムキッチンとは
キッチンは「シンク」「調理台」「コンロ」「収納」で構成されていますが、従来のキッチンはそれぞれが完成品となっており、現場で組み合わせて使っていました。
それを欧米のビルトインキッチンを参考にして日本で使いやすいよう改良してきたものがシステムキッチンです。
システムキッチンはこれまで別々となっていた「シンク」「調理台」「コンロ」「収納」を一体化させたもので、全てが一体となっているため収納スペースを最大に生かせることや、つなぎ目がないため使いやすいことがメリットとなります。
逆にデメリットとしては、全てが一体型となっているため部分的に交換することができません。そのため、取り替える時の費用が大きくなる傾向があります。
システムキッチンの種類
I型キッチンは一番ベーシックなタイプで、キッチン自体をコンパクトにすることができます。基本的なものであるため、各社からさまざまなキッチンが発売されています。そのため、低価格なものや種類も様々に選ぶことができます。
L型キッチンは収納量を大きく、調理台の作業スペースも広く取ることができます。
U、Ⅱ型はL型よりもさらに大きく、シンクとコンロを前面と背面に配置することによって導線を短くし作業しやすくなっています。
アイランド型キッチンはシンク、調理台、コンロを部屋の真ん中に配置します。キッチンがオープンになることによってみんなで囲んで料理をするなど、さまざまな用途が考えられます
反面、部屋の真ん中にあるため、吊り戸棚が使えなかったり、換気扇の排気が問題になったりします。
システムキッチンの選び方
自分の生活スタイルによってどのようなキッチンが理想的かを考えていく必要があります。
料理に専念したい場合はU型、Ⅱ型等のクローズドなキッチンスペース
大人数で料理を楽しみたい場合はアイランド型キッチン
などがありますが、特にこだわりがない場合はI型などで予算を少なく抑えるという考え方もあります。
設置スペースと予算を照らし合わせて、後悔しないキッチン選びをしましょう。
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