私の所有しているアパートは築30年近くのものが多く、お風呂の追い炊き機能はついていません。
家族で住む場合などは風呂に入る時間がバラバラということもあり、追い炊き機能付きのお風呂が好まれる傾向があります。
そこで物件のバリューアップのため、追い炊き機能をアパートに追加することができるのか調査しました。
給湯器の機能
水を沸かす給湯器には、電気とガスそれぞれの方式があります。
私が所有している物件はプロパンガスで供給しているため、ガス給湯器を調査しました。
給湯器の仕組み
水道水を機械に取り込み、ガスで沸かしてお湯にしたあと配管をとおって浴室へ流します。
お湯を出した後は循環しませんので、使い捨てになります。
給湯器の価格は?
給湯器の価格は大きさによっても異なります。
給湯器の大きさについての説明はこちら。
ワンルームなどの一人暮らしに設置されているものは20号が多く、価格は3万円から10万円程度までのものがあります。
上位機種になると「エコジョーズ」の機能がついており、ガスの使用量を節約することができます。
ファミリータイプの物件に設置されているものは24号などが多いのではないでしょうか。
お風呂を使用している間にもキッチンでお湯を使うなど、複数箇所で使用する場合には大きいものがおすすめとなります。
こちらも20号とあまり価格差はなく、3万円から10万円超となります。
それ以外に設置費用が必要となりますので、追加で3万円程度を見ておく必要があります。
追い炊き機能付き給湯器
追い炊きの仕組み
通常の給湯器はお湯を使い捨てしますが、追い炊き機能付きの給湯器はお湯を再利用します。
一旦浴槽に溜まった水(お湯)を再度給湯器へ循環させ、給湯器で温度を上昇させます。
その後にお湯を戻すため、新しい水を使用することはありません。
そのため、浴槽と給湯器の間に新たな配管が必要となります。
お風呂の近くに給湯器があれば新たに配管できる可能性もありますが、設置場所が離れている場合は現実的ではありません。
ざっくりした費用感は?
新たな配管が必要な場合は場所によって費用感が異なるため、給湯器のみの価格です。
こちらも20号と24号での価格差はあまりなく、概ね6万円から17万円程度が想定されます。
設置費用も込みで、10万円から20万円程度を見込めばよいのではないでしょうか。
その他に既存の配管がない場合には配管工事が必要となります。
プロパンガス以外の方法
では、配管がない場合は追い炊きは諦めなければならないのでしょうか?
本格的な追い炊き機能ではなく、後づけで対応できる優れモノがあります。
電気でお湯を温める便利ツール
この本体を浴槽に沈めて使用することで、お湯の保温や追い炊きを可能とするものです。
同じような製品として24時間風呂として売り出されているものもあります。
そういえば昔からありましたねぇ。
「ゆ〜め〜じん、ゆ〜め〜じん、蛇の目のゆ〜め〜じん」って思い出しましたww。
電気代はどれくらいか?
24時間使用することで気になるのが電気代です。
蛇の目の製品は24時間使用した場合、1日200円程度となるそうです。
一ヶ月使用すると6000円となりますので、プロパンガスを使用するよりは安上がりではないでしょうか。
風呂バンスの場合は湯沸かし〜風呂上がりまでで5時間程度を見込むとすると、1日100円から200円程度となります。(冬は沸かすのに電気が多く必要となる)
お湯を変えないと衛生面が心配?
前日のお湯をそのまま使う場合雑菌が気になります。
古いお湯だとレジオネラ菌が繁殖しやすくなりますので、風呂上がりに風呂水ワンダーを入れておき、雑菌の繁殖を抑えましょう。
おわりに
追い炊き機能がついている物件は魅力的ですが、費用対効果を考えて導入する必要があります。
付いているに越したことはありませんが、追い炊きをそこまで必要としていない人も大勢います。
家族でお風呂に入る場合、前の人が入った状態で入るのが嫌で、一旦全てお湯を抜いてしまう人もいるくらいです。
あまりこだわらず、設置費用分の家賃向上が見込めるのであれば設置し、なければその分低い家賃で勝負していきましょう。
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