【年間報告】一年間を通したアパート経営の年間経費振り返り

アパート管理
geralt / Pixabay

一昨年よりアパート経営を始めたので、昨年一年間でやっと年間とおした運営が経験できました。

収支についてはほぼ想定どおりに推移しましたが、改めて一年間を振り返ってみます。

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アパートの状況

いくつかアパートがありますが、あまり入退去がなく収支が安定していた福井市のアパートを例に見ていきます。

物件のスペックは以下のとおりです。

  • 築30年
  • RC
  • 18世帯
  • 間取りは3DKと2DKが混在
  • 駐車場は15区画と借り上げを5区画確保
  • 家賃は4万円〜6万円

昨年の入居率は96%でした。

5月に1部屋、9月に1部屋退去し、11月と12月にそれぞれ入居が決定しました。

現在は満室で運営しています。

家賃収入

入居率は96%と優秀であったため、年間1,012万円の家賃収入(駐車場代込み)がありました。

こちらの物件は約1億円で取得しているため、ほぼ想定どおりの利回り(10%)が確保できています。

経費の内訳

水道光熱費

共用部の水道は使用していないため電気料金のみとなります。

電気料金は従量電灯Bと低圧電力の契約です。

従量電灯Bは共用部の電灯と火災報知器が使用しています。

低圧電力は受水槽で使用しています。

凡そ従量電灯Bが8千円/月、低圧電力が9千円/月となっており、季節により変動はほとんどありませんでした。

年間合計で20万円です。

管理費、清掃費、広告費

管理費は家賃の5%、清掃費は月額1万円で契約しています。

広告費は家賃の1ヶ月分です。

昨年はほとんど入退去がありませんでしたので、ほぼ見込みどおりの67万円でした。

駐車場

15区画の駐車場がありますが、全世帯分を賄うために5区画を別に借り上げて契約しています。

その費用が18万円でした。

修繕費用

いくつか細かな補修工事がありましたが、退去に伴う原状回復費用が大きな出費としてありました。

一部屋は36万円、もう一部屋は20万円です。

年間合計で78万円でした。

税金

このアパートは一昨年に取得したため、不動産取得税の支払いがありました。

しかし昨年限りであるためこの取得費は除き、固定資産税の支払いとして年間約109万円が必要でした。

おわりに

経費合計としては292万円となり、家賃の1,012万円に対して経費率は28.8%でした。

一般的には経費率が25%と言われていますがやや高めになっています。

このアパートはRCということで固定資産税が高いことも影響していますが、入退去がほとんどなかった状態でこの数値です。

実際の予算を考える場合には30%〜35%程度を見込んでおく必要があるのではないかと思われます。

 

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