不動産投資の資金確保のために株式を毎月買い増していく戦略は有効か?

不動産投資
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不動産投資をおこなうためには資金が必要です。

そのための資金づくりを毎月の貯金に加え、複利の力で加速していくことで目標の金額に到達できるまでの時間を短縮することができます。

参考記事:不動産投資を始めたいけど貯金がありません。どうやって資金を作ればよいでしょうか?

その中であげた以下の条件を満たす投資商品とはどのようなものかを見ていきましょう。

  • 毎月投資
  • 積立(再投資、分配なし)
  • 手数料が少ない
  • 銘柄を分散できる
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投資商品の分類

世の中の投資商品を大まか分類すると債券、株式、不動産がありますが、毎月積立で投資できる商品として考えた場合、不動産は対象外となります。(不動産REITを除く)

不動産は現物への投資となるため、まとまった資金が必要となります。

また、融資を使って投資できるのも不動産の強みです。

融資を使うことによってレバレッジを効かせることができ、2%前後の収益率であったとしても10倍のレバレッジだと20%の収益率が期待できます。

しかし、融資を使うにしてもある程度の現金が必要となるため、その現金を作るために他の投資商品で増やしていくという戦略となります。

  • 債券(国債、公社債、外債)
  • 株式(現物株)
  • 投資信託
  • ETF

毎月投資できる投資商品を考えた場合、債券と株式への投資となります。

現物への投資を行う場合には投資する銘柄の額面が必要となります。

これらの商品を決める際に重要なのはリスク許容度です。

リスク許容度を知ろう

投資をするにあたって自分のリスク許容度を知ることは重要です。

リスクが高い商品はリターンも多い可能性が高まります。

しかし自分の許容できないリスクを抱え込んでしまうと破綻してしまう可能性も高まります。

そのため、自分の投資目的とリスク許容度によって投資商品を選択することになります。

リスク許容度の考え方を大きく3つに分類すると、

  • 保守的
  • 中立
  • 積極的

の投資プランが考えられます。

保守的

資産を減らさないことを目標に資産運用をおこないます。

そのため、物価上昇率とほぼ連動する利回りを目指して投資商品を選択します。

投資商品としては国内債券や外国債券が中心となり、外国債券の中でも高格付けとなる先進国の債券が中心になります。

期待利回りとしては0%〜2%程度のパフォーマンスとなります。

中立

余裕資金で運用し、複利効果で貯金以上の運用利回りを目指します。

物価上昇率よりも2%〜4%程度のパフォーマンスを目指して、債券と株式のバランスをとって運用します。

積極的

余裕資金で積極的にリスクを取り、高利回りでの運用を目指します。

物価上昇率よりも5%以上のパフォーマンスを目指して、株式や高利回りの債券で運用します。

 

不動産投資の資金を作るために最適な資産運用方法は?

今回は投資期間を10年と定め、10年後に投資するためのタネ銭として考えるので、ある程度のリスクは許容できると想定します。

3%程度のリスクであれば債券投資となりますが、5%〜8%程度のリスクを想定した場合、株式や高利回りの債券が対象となってきます。

10年間の長期スパンで考えた場合、売買を頻繁におこなうのではなく、じっくり買い増しをしていきます。

限られた資金で複数の銘柄へ投資したいので、投資対象は信託報酬の低いETFが対象となり、国内株式、外国株式のインデックス型か、外国債券の高利回りを狙うETFを選ぶのが良いでしょう。

おわりに

不動産投資資金をつくるための積立は根気が必要です。

お金が貯まっていくと使いたくなってしまいますが、この資金を元に不動産投資をすることによりレバレッジを効かせて、投資効率(リスク許容度)を20%程度にまで持っていくことを考えています。

不動産投資は株式投資と異なり、自分でコントロールできる要素が多いです。

そのため、不確実性のリスクをできるだけ下げ、サラリーマンをリタイヤできるほどの収入を得ることができるのです。

 

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