土地活用としてのトランクルームは賢い?特徴や運営方法を検証!

不動産投資

近年では、全国各地でトランクルームを見かけるようになりました。
そのため、自分の持っている空き地をトランクルームとして活用しようかな?なんて考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

この記事では、土地活用法としてのトランクルーム経営の特徴と運営方法をわかりやすくご紹介していきます。

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トランクルーム経営の特徴

トランクルームは大きく次の2つに分類されます。

  • 建物を利用する室内型タイプ
  • コンテナを利用する屋外型タイプ

室内型の場合には建物が必要になるため、まとまった大きさの土地で新たに建物を建築するコストが必要になります。

手軽に始めたいと考えている人には建物を建築せず、コンテナを利用する屋外型がおすすめです。
ここでは、コンテナ型のトランクルーム経営に絞って、特徴や運営方法をご紹介します。

場所の制約が少ない

トランクルームは、そこで人が生活をするわけではありませんし、普段ほとんど使わない家財道具や荷物を保管するためにレンタルする空間です。
そのため、場所の制約が少なく、比較的どんな場所でも運営しやすいという特徴があります。

アパート経営では生活に便利な駅近物件が人気ですが、トランクルームの場合には、駅から遠く離れている場所でもそれほど問題にはなりません。
また、空き地の面積に応じてコンテナを並べられるので、土地の広さに合わせて規模を調整しやすいというメリットもあります。

ただし次の地域ではコンテナの設置は認められていないので注意が必要です。

  • 第1種低層住宅専用地域
  • 第二種住居専用地域
  • 第一種高層住居専用地域

需要のある地域の見極めが重要

トランクルームは、荷物を保管したいというニーズがあって成立する投資です。
設置しても誰も利用しないのでは、収入を得ることはできません。
そのため、トランクルーム経営に関しては、需要がある地域かどうかを見極めることが、とても重要なポイントとなります。

次のような場所でトランクルームの需要が期待できます。

  • 近隣に住宅街がある
  • 近隣の住宅はあまり広い間取りではない

近隣に住宅街があるのは必須条件です。
徒歩圏内であればなおよいですが、車で移動できる範囲でも問題ありません。

さらに付近の住宅の広さもまた、トランクルーム経営が成功するか失敗するかに大きく影響します。
住居が広々としていると、あえてトランクルームを利用する必要はないわけです。
そのため、世帯の面積が狭いワンルームなど一人暮らし世帯が多いエリアは、トランクルームのニーズが高くなる傾向にあります。

少ない初期費用ではじめられる

トランクルーム経営の中でもコンテナを利用する屋外型は、すでに完成しているコンテナを購入して並べるだけで事業をスタートできます。
施設を建築する必要がなく、少ない初期費用で始めたいという人におすすめです。

その屋外型のトランクルーム経営の形態は次の2種類があります。

  • 運営代行型
  • 一括借り上げ型

運営代行型のトランクルーム経営だと、土地の整備費用やコンテナ購入費用などが掛かりますが、毎月得られる収入の金額は大きくなります。

一方、一括借り上げ型の経営では土地を業者に貸すだけなので、初期費用もメンテナンス費用なども一切かからずストレスフリーな経営ができますが、毎月得られる収入は少なくなってしまいます。

どちらが良いかは、トランクルームを経営する人のライフスタイルや希望によって判断したいものです。

収益性が高い

トランクルームの中でも屋外型は、少ない初期費用で始めることができるため、収益性がとても高い土地活用方法と言われています。

運営代行型の場合には、収益性は15%~25%程度が平均で、最初にかかった費用を5年程度で回収できると言われています。
ただし、空室リスクなどはもちろんありますし、競合他社がそばにあることによって料金を下げなければ利用者が見つからないといったリスクもあります。
そのため、トランクルームの経営に当たっては、市場調査を十分に行った上でスタートするのが良いでしょう。

トランクルームの運営方法

トランクルームの運営方法には、自分で運営を行う運営代行型と土地を業者に貸すだけで必要な経営を全てお任せできる一括借り上げ型があります。
それぞれ特徴やメリット、デメリットが異なるため、自分に合った方法で運営することが必要です。

運営代行型

トランクルームの運営を自分でやってみたいという人におすすめなのが、運営代行型です。

これは、土地の整備やトランクルームの購入費用など、まとまった初期費用が掛かるほか、運営は自分で行うことになるため、時間と手間がかかってしまうというデメリットがあります。
一括借り上げの場合には、稼働率に関わらず毎月一定額の収入が入ってくるのに対し、運営代行型では稼働率によって収入が変わります。
稼働率が高ければ、一括借り上げ型よりも高い利益を出せるというメリットがあるため、場所によっては運営代行型の方がおすすめというケースもあります。

一括借り上げ型

一括借り上げ型は、トランクルームを運営する管理業者に土地を貸し、必要な作業はすべて管理会社が行うという運営スタイルです。

手間や時間をかけられないという人を始め、上手く運営できる自信がないという人におすすめの方法です。
土地を貸して毎月の収入を得るだけなので、精神的なストレスを抱えることなく土地活用ができるというメリットがあります。
また、初期費用なども一切かからないので、少ない資金でトランクルーム運営という土地活用ができるだけでなく、一括借り上げでは毎月安定した収入が入ってくるというメリットも期待できます。
しかし管理業者からの手数料がかかるため、毎月の収入は運営代行型よりも少ないというデメリットがあります。

おすすめのトランクルーム運営代行会社

トランクルームの運営代行をしている会社は、全国にたくさんあります。
どの会社に運営代行を依頼するかを決める際には、その会社のコンテナ型トランクルームのサービス内容や特徴を把握した上で、慎重に選ぶことをおすすめします。

これまでの実績、どんな営業ノウハウを持っているか、どんなコンテナを使用しているかなど、多方向から検討した上で決めたいものです。

エリアリンク

20年の借り上げ契約が魅力のエリアリンクは、上場企業が運営しているので大きな安心感を得られるトランクルーム運営代行会社です。
一括借り上げでコンテナタイプのトランクルームの経営では、利用者との契約から賃料の集金はもちろんのこと、物件内の清掃や必要なメンテナンス作業、そしてクレーム対応についてもすべてサポートしています。

加瀬倉庫

首都圏を中心にトランクルーム運営を展開している加瀬倉庫は、全国すべてというわけではありませんが全国で1,300ヶ所以上のロケーションでトランクルームの運営をしています。
取り扱っているコンテナのサイズは多種多様で、小さなものなら0.5帖から、大きなサイズだと60帖タイプまであります。
空き地活用の場合には、土地の面積に応じて適切なサイズを紹介してくれるので、安心して任せることができます。

株式会社デベロップ

全国で6000部屋以上のトランクルームを運営している実績を持つ株式会社デベロップは、サブリース契約にも対応しています。
集客のためのマーケティングから、物件の清掃に至るまで幅広くトータルサポートをしているので、トランクルームの経営ウやノウハウに自信がないという人におすすめです。
コンテナタイプなら最短30日でトランクルームが竣工できるので、あまり時間をかけず今すぐに運営をスタートしたい人にもピッタリの運営会社ではないでしょうか。

まとめ

空き地など、それほど広くない土地を活用して利益を生み出せるトランクルーム経営。
近ごろ急速にニーズが高まっている投資方法の一つです。

コンテナタイプなら、施設の建設は必要なく少ない初期費用で始めることができますし、高い利益率と低リスクという2つの魅力が期待できます。

アパート経営と比べると賃料は少なく、収益力という点では劣ります。
しかし運営の負担やコストが比較的小さいので、低リスクで安定した収益を生み出すことができる投資法と言えるでしょう。

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